抑止力とは「相手が攻撃してきたら耐え難い損害を与える能力と意志」を言います。
いざという時に投入する能力と意志があり、それが相手に認識されることが抑止力の本質です。
在沖縄海兵隊は朝鮮半島や台湾海峡の危機抑止には機能しないのではと思います。
台湾海峡有事態で地上戦闘は台湾の役割です。
米国は海空軍が役割を担います。
海兵隊は、海上・航空優勢を確保した後に出番となります。
地政学的に見ても、朝鮮半島や対中国に対する防衛上の重要拠点であることは明白です。
しかしながら沖縄は、中国のミサイル射程内に軍事拠点が集中しており、非常に脆弱です。
米軍基地や海兵隊は、ミサイル攻撃の危険性のある沖縄に集中して配置するのではなく、グアムなどへ移転すべきという意見があります。
一方、何時間も離れた所においたのでは、緊急時に対応が遅れるという指摘もあります。
沖縄県民の安全と基地への負担感の問題もあります。
国の防衛に対して沖縄の基地の数、面積比率で不公平感があるのも事実です。
国の防衛は国の判断が優先するという見方もあります。
まだまだ議論を深める必要があります。